お知らせ
✏東海アルミナの特徴✏その1
- 2024.08.08
- 新着情報
東海アルミナの特徴の一つとして挙げられるのが、ファインセラミックス原料を自社で粉砕、撹拌、造粒していることです。
元原料、水、焼成助剤、離型剤、滑剤、バインダーの各種をミル内に仕込み、アルミナ純度によって数時間~数百時間かけて粉砕・撹拌します。
それらをミルから降ろしたのが”スラリー”と呼ばれる液体状の原料です。
今度はそのスラリーをスプレードライヤーと呼ばれる噴霧乾燥機にかけ、原料を造粒することで粉体の原料が得られます。
弊社は創業当時から60年以上にわたって原料の製造を行っておりますので、成形性、流動性、生強度、粒度分布、収縮率、他社様との原料の違いであったりと原料の良し悪しを把握しています。
成形しやすい原料、加工しにくい原料、焼成前でも強度のある原料、焼成しやすい原料などなど…
各社、いろいろ工夫されているようでそれぞれ一長一短なところがあり、なかなか完璧と呼べる原料は存在しないのが実際にところ。
弊社でもさらなる良い原料を求めて毎年のように試作原料を製造し、テストを重ねております。
セラミックスを製造する上で、はじめの工程であり、成形・焼成・研磨まで製品のすべてに影響するのが原料になりますので、厳格な管理が必要となりますが、不良が発生した場合、原料、成形、焼成など発生原因がどこにあるのかも特定しやすくなります。
さらに、セラミックス企業は多数ありますが、スプレー顆粒された原料を購入して製造されるところも多く、製品のコストに影響してきます。
自社製造の原料を使用することでコストダウンに繋げることができるのは、東海アルミナの特徴のひとつです。